【チラシ】みやざきの焼酎

担当
デザイン
目的
このチラシの目的は、架空の商品である「みやざきの焼酎」の世界観をより深く、情緒的に伝えることです。バナーでは視認性や即時性を重視して簡潔な訴求を行っていましたが、チラシでは「ブランドの空気感」や「ライフスタイルの提案」に重点を置き、読んだ人の感情にゆっくりと染み込むようなアプローチにしています。
ターゲット
このチラシは、焼酎のバナーと同様に、東京など都市部で働く40代の宮崎出身の男性を中心に、「一日の終わりに心を癒す時間」を大切にしたいと考える方々をターゲットとしています。特に、仕事に追われる日々の中でふと地元・宮崎の空気や味わいを思い出し、「ちょっといい晩酌」で心身をリセットしたい人たちに向けています。
デザインについて
「今日も一日お疲れ様。」という新しいコピーを加えることで、単なる商品訴求ではなく、“誰かの生活に寄り添う存在”として焼酎を位置づけ、メッセージ性を深めました。そして、右上に「みやざきの焼酎」ロゴを設置し、ブランドの認知性・信頼感を補強しています。
バナーではボトルから焼酎を注がれた器と焼酎本体に焦点をあて強調していましたが、チラシでは被写界深度を活かし、焼酎の透明感と木の器に注がれる瞬間によりフォーカスしています。
全体として、チラシでは「今すぐ買ってもらう」という目的よりも、「読んだ人の心に残る焼酎体験のイメージ」を育てることを重視しました。視覚的な演出と日本語の持つ余白感を活かし、都会の喧騒の中で一杯の焼酎がもたらす安らぎや地元とのつながりを感じてもらうことを目指しています。
制作時間
デザイン 2h